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- 2020.04.10
人生を変える料理本
これまでに私が読んだ料理本は、10冊ほど。
多いでしょうか、少ないでしょうか。
そして、なぜ料理の本を読むのでしょうか?
昨今、作り方もレシピもインターネット上にたくさん公開されているので、若い人はもう本で読まないかもしれませんね。
それに、便利で美味しいものが手軽に買え、自分で作るよりも経済的だったりする時代でもあります。
世代に関係なく「料理は必要ない」と考える人が増えるのは、自然なことかと。
今、会社員の平均帰宅時刻は21時だそうです。
何よりもまず、忙しくて料理をする時間がないのが実情でしょう。
ただ、じつはここに、私たち現代人を不幸にするヤバい考え方があるのです。
その誤解を解いてくれるのが、『一汁一菜でよいという提案』(著:土井善晴)。
ほかの料理本と決定的に違うのは、こうでなければならないという姿勢で書かれていないこと。
「上手く作れる必要はない」とまで言い切るあたり、痛快ですらあります。
具体的なレシピは皆無で、ほとんど文字。
それでも読み進めるうち、明日はあれを作ろうと思える元気が出てくるはずです。
私は、思春期に初めてパンクロックを聴いたときぐらいの衝撃を受けました。
毎日の献立とか考えるの疲れちゃうんだよね~、という人は読んでみてください。
Text: Honda