- スタッフブログ
- 2019.05.03
2019年はどんなカレーが流行る?
入社当時は、まだ年齢的にギリギリ若手だった私も、今では完全体のオッサン。
「もう、流行に着いて行けてないかも・・・」なんて思う機会も増えてきましたが、皆さまいかがでしょうか?
さてここで、2018年の流行キーワードをランダムに「10個」並べてみました。
まずは各キーワードが説明できるか、こっそり自己採点してみてくださいね。
2018年に急上昇した検索キーワード
- 仮想通貨(ビットコイン)
- バーチャルユーチューバー
- 今日から俺は
- ポプテピピック
- ガバナンス
- 漫画村
- カメラを止めるな
- 裁量労働制
- ブロックチェーン
- ボヘミアン・ラプソディ
注目の話題は「Google トレンド」をチェック
さあ、結果はいかがだったでしょうか。
じつは上記のキーワード、すでに「Google トレンド」に公表された古いもの。
現代人の行動は、ほぼ「検索」から始まります。
たくさん検索されたキーワード=注目のトピックと言っても過言ではありません。
Google トレンドでは、任意のキーワードについても調べることができ、たとえば今「カレー」を検索するとこんな結果が出ます。
音楽の歴史がカレーを変える?
ただし「Googleトレンド」で分かるのは、あくまで現在を含めた過去の事象。
流行は先回りできなければ、あまり意味がありませんよね・・・。
しかし、未来を予測しようとするとき、過去のデータ、つまり「歴史」がとても役に立ちます。
たとえば「音楽」や「ポップカルチャー」の歴史。
「歌は世につれ世は歌につれ」とも言いますし、音楽は時代の空気と人々の気分を予兆します。
ここからは私の妄想がふんだんに入った未来予測になりますが、ご了承下さい。
スパイスカレーは70年代後半のパンクムーブメント
70年代のロックが技巧的・寡占的になっていくなか、シンプルな初期衝動で再びロックに自由を与えたパンクロック。
この流れとカレー界の「スパイスカレー」登場は似ていたと思います。
さらにそこからInstagramでインスタ映えする、あいがけカレーやカフェカレーに傾倒していく様は、さながら80年代のシティポップ隆盛への流れのよう。
昨年、なんと84年の名曲「プラスティック・ラブ/竹内まりや」が世界で大ブレイクするという現象もあり、80年代ムードが強まっていました。
流行の波は80年代から90年代へ
80年代の流行といえば「激辛ブーム」「エスニックブーム」があり、バブル景気の終わりに向かって「ジュリアナ東京」のユーロビートが象徴的に鳴っていました。
これまた去年大ヒットした、「U.S.A/DA PUMP」のユーロビートが、80年代後半から90年代初頭の残像とシンクロします。
ただの偶然なのか、近年の流行は、順当に70年代〜90年代をなぞっているように見えてなりません。
人々の行動はより自然回帰志向に
最近ファッションもレジャーも含んだ「アウトドア」がブームですが、これが「第二次アウトドアブーム」とも呼ばれているようで。
その「第一次ブーム」がいつかというと、これが90年代初頭なのです。
ブームになった背景の、「バブル崩壊」を「災害」に、「完全週休二日制」を「働き方改革」に置き換えると、現代はまさに当時の空気と共通点が多いのだとか。
また、スマホやSNSに疲れた人々が、その揺り戻しとして「自然回帰志向」に傾くという要因は想像に難くないですね。
そして現在のこのアウトドアブーム、オリンピック終了後までさらに加速するとも言われています。
2019年に流行るカレーは?
さて、個人的にこのアウトドアブームからヒントを得ようと、いろいろ自分で体験してみました。
と言っても、私は根っからのインドア派。
アニメ『ゆるキャン△』を全話観て、キャンプ用品でキャンプ飯を(家で)作って、寝袋で車中泊しただけですが・・・。
しかし、これが単純にすごく楽しい!
自分のやっていることが、ダイレクトに身体に返ってくる感覚が新鮮ですね。
いつも家でやっているはずの料理も、なぜか「家事」ではなくなるというか。
なので、どんなタイプのカレーが流行るということよりも、カレーを作る「楽しさ」、料理をする「楽しさ」そのものを増幅する何かを提案できたら、もっと生活を楽しくできると直感しました。
アウトドア感覚を生活に取り入れるスタイル、引き続き探求してみます。
最後に、90年代を彷彿とさせるケミカル・ブラザーズの新曲で、私の妄想はお開きとさせて頂きます。
Text: Honda