- 社長に聞いてみた
- 2018.04.09
第1回【社長に聞いてみた】社長にとってカレーとは何ですか?
いちばん最初の質問は、あまり深く考えずにストレートなものをぶつけてみました!当たり前すぎて、むしろ社員でも聞いたことがない内容になったかも?
― いきなりですけど、社長にとってカレーって何ですか?
社長:知りません(笑)
― (笑)さすがに単刀直入すぎましたかね。では、カレーに興味を持ったきっかけとか初体験みたいなものを教えてください。
社長:それはね、中学1年生のときの アジャンタ 。学校が九段下にあったんだけど、フランス語の先生が土曜日の昼に「カレー食いに行かないか?」って。そこで食べたカレーが死ぬほど衝撃だった。
― それはどんなカレーでした?
社長:チキンカレーなんだけど、イメージとぜんぜん違うのが出てきて。骨付きの鶏肉がブーン! と出てて、油は浮いてるし、唐辛子は浮いてるしで。「これはなんだ!?」と思った。
― それまで社長のなかでのカレーは、いわゆる欧風カレーだったんですか?
社長:いや、うちは父親がシンガポール生まれってこともあって、カレー粉で作ったとろみのないカレーだったの。
― じゃあ、初インドカレーのカルチャーショックというよりは、純粋にそのひと皿の衝撃だったわけですね。
社長:そうね。(その出会いがなければ)今ごろ新聞記者になってたかも(笑)
― (笑)デリーのカレーもそのくらい衝撃を与えるものでありたいですね。で、最初の質問に戻りますけど、社長にとってカレーとはいったい何でしょう?
社長:う~ん・・・我々ができる、たったひとつの自己表現かな。
― おお。
社長:あとはまあ、デリーのカレーというのは、インドカレーでありながらジャパンオリジナル。すなわち、インドの宗教的タブーやスパイスのルールより、“デリー的おいしさ” を優先したカレーの追求であると。
― はじめて聞きました(笑)いや、感覚的には分かってましたけど。
社長:クビだクビ。
― 言葉にするって大事ですね。次回もお楽しみに!
Text: Honda