- 社長雑談
- 2018.03.21
中村屋とナイル、その2 二宮総料理長
先日の中村屋さん「インドカリー発売90周年」イベントに参加したときのスナップ。
うれしかったですね、カレー界の重鎮お二人と一緒。
中村屋の二宮総理長、最初にお会いした時、緊張したのをよく覚えています。
二宮さんからお声を掛けていただき、二人で話をしました。
もちろん、すべてカレーの話。そう、昔あったデリー六本木店に、よく研究にいらしたことも。
その後も、会うとほとんどがカレーの話。
私が生まれた年に中村屋に入社されたと言う大先輩。よわい80を越えて、今なおカレーを追求。
いろんな話をしましたが、中村屋のレシピは変えずに、素材のブラッシュアップされていることなど、非常に勉強になりました。
「カレー粉を何年か寝かせると、いい熟成感が出ますよ」など、今、私も試していますが、その探究心には頭が下がるというより驚嘆です。
また、お店のメニューではない「インド料理」にも積極的。
「田中さん、田中さん、カードチリ作ったよ。おいしくできたんだ」と言われて食べさせていただいたことも。
その印象。カードチリなど、街食堂っぽい感じがして、普通に作れば普通にできると思っていましたが、ところが、中村屋さんの味=丁寧な仕事、伝統の技術の味がしました。
二宮総料理長の印象、僭越ながら、入社時あるいはカレーを始めた時の”初心”が残っている料理人。
私もそうありたいです。
またお話させていただきたいといつも思っています。