- 社長雑談
- 2018.01.27
随想 カレーって? そしてカレービッグバン
「今年初めてのカレーがミールスだった」というのをネットで見て、ちょっとハッとした感が。
今やミールスもカレーと表現する時代なんだ。
ノーベル文学賞作家?ボブ・ディランの1960年代の名曲に「時代は変わる(The times they are a-changin’)」があり、もう50年も聴き続けていますが、私にはなんとも哲学的というか、いつの時代にも当てはまる歌詞が頭の中に常にあります。
歌詞は何かで知っていただくとして、「立ち止まるな!進め!よく見ろ! でもクールに」と勝手に解釈しています。
そういえば40年近く前のデリー上野店の洗い場で、初来店のお客様でしょうが、カシミールを注文され、「こんな辛い味噌汁みたいなものが食えるか、カレーじゃない!」と、私に紙ナプキンを投げてきたことがありました。
でも今は認知されています。
そして今、カレーはまさにビッグバン。
爆発とともにあらゆる方向に、一気に膨張している。それはカレーの中に、カレー以外のものも巻き込みながら。
”カレー”という言葉の概念の曖昧さもあるのでしょうか?
こういっている自分も、どういった概念でカレーを捉えているのだろう?
2018年、「芸術は爆発だ」ではなく「カレーはビッグバンだ」と叫びたい気分です。
でもさび付き始めたこの脳が耐えられるか
<画像はデリーで以前お出ししたミールスです>