- 社長雑談
- デリー銀座店
- 2018.03.03
マトン・ロガンジョシュ
デリー銀座店、今月のカレー「マトン・ロガンジョシュ」を取り寄せて、家で食べました。
ウィキペディアなどでは、ロガンジョシュ=熱い油(ギー)の意味などと書いてありますが、スワミさん、インドの調理師学校では「赤い油が浮いたカレー」と教わりました。
ポイント: 油の赤さはカシミーリチリ。香り高いスパイス(カルダモン、シナモン、クローブ、メースなど)そしてヨーグルトで煮込んだカシミール・ムガールの代表料理。
さて、簡単でおいしいマトン・ロガンジョシュの作り方を。
まずラムは、一口大に切り、塩(肉の0.5~1%)、ジンジャーガーリックペーストでもみ、さらにヨーグルト(ラムの重さくらい)を加えてもみこみ、数時間から一晩置く。
鍋に多めの油とホールスパイス(ヒングを使うこともあり)。
香りが出たらタマネギを入れ、色が変わるまで。
そこにコリアンダー、クミン、チリ、カシミーリチリを加え、中火で油が赤く染まるまで。
鍋に、ラムをヨーグルトごと加え、よく混ぜて、グツグツしてきたら、ごく弱火(絶対焦げ付かないように)に落として、蓋をする。
40分ほどで、肉から出た水分とともに、きれいに煮上がる。
アーモンドパウダーやカシューナッツペーストなどでコクとトロミを出し、塩で調整。
驚くほどラムが柔らかく仕上がります。
本来は蓋をせず煮込みますが、この”ダム”の方法も知っとくと便利です。
銀座店のマトン・ロガンジョシュ、まとまった銀座店らしい味でした。