- 社長雑談
- 2015.01.27
カレーは日本食か?
1月21日に行われたカレーシンポジウムで、「カレーは日本食か?」という問題が提起されました。
私以外は「カレーは日本食である」という答えでした。
なぜ、カレーは日本食ではないかというと、
カレーという言葉自体が肥大化して、和食、中華、フレンチ、イタリアンなど、日本に浸透している料理以外のスパイス料理は、すべてカレーという言葉でくくられる。
<例>
タイカレー、カリビアンカレー、ドライカレー、スープカレーなど
しかもこの「カレー」という言葉は、今やインドでも便利に使われ、レストランのメニューに「チキン・ド・ピアザ」とあった時に、「これはどんな料理?」とたずねると、「チキンカレーの一種だ」などと、軽く答えられてしまう。
昭和の時代までは、カレーというと家庭で作る、でんぷんの入ったどろっとしたものと、ある程度イメージが統一されていましたが、その後、インド料理、タイ料理の台頭や、カレーを研究する人、カレーマニアの出現によって、カレーの概念そのものが混沌としてしまった気がします。
そしてデリーもまた、それまであった日本食、でんぷんカレー(初代社長は糊カレーと呼んでいました)を「おいしくない」と否定して出てきましたから、逆に、日本食から外れたいと思っていたのかもしれません(笑)。
でも、自分の頭の中のイメージで考えてみると、カレー=デリーのカレーも、従来のカレーも、インド料理のカレーも、タイカレーも想像できるようになってきましたかねえ。
ということは「日本食」でしょうか?