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ほぼ毎日更新!デリー社長のカレー談義

社長雑談
2015.03.31

バターチキンとナンからの脱却

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 今、インド料理店の売上の最上位に来るのが、バターチキンとナンだと思います。
 これは日本に限らず、欧米諸国や、インド来訪の観光客にも言えます。

 日本では、インドカレーでいうと、バターチキンとキーマだと感じますが、そろそろそこからの脱却を模索したいですし、実際に動き出してきています。

 昔、ラーメン専門のフードコンサルが、「最近は濃い味、濃い味へとシフトしているが、そろそろ揺り戻しが起き、東京ラーメンの様なサッパリ系に向かうのでは」と言われましたが、あれから10年、いまだ濃厚系がかなり優勢です。

 また、バターチキンはネーミングも解り易く、優しさに溢れた良さが。
 これまた昔ですが、赤坂のタージさんがレトルトカレーで「ムルグマッカニー」という名でバターチキンを出しましたが、あまり売れなかったとのこと。
 インド料理のネーミングの難しさが表れた事例です。

 一時、フレンチでも「森の妖精たちのサラダ」とか「海の幸の饗宴、甘酸っぱいソースで」などというメルヘンチックなネーミングも流行りました。

 昨今はしつこくない、南インド料理の出現や、気力、体力充実の若手インド料理人が続々登場してきています。
 彼らが(我々もですが)、料理と共に、ネーミングやPRを考慮して、バターチキン、ナン以外の普及を図るべき時だと思います。

 そういった意味でも、ぜひLOVE INDIAへお越しください。