- 社長雑談
- 2015.06.21
料理と色
昔から、赤や黄などの暖色系は食欲をそそり、青などの寒色系は、食欲が出ないといわれているので、飲食店のメニュー開発でも、色は考えます。
簡単に言うと、ブルーの料理はタブーでした。
ドリンクでは、ブルーキュラソーの明るいブルーのカクテルはありました。
でも、このところ青いものが出てきて、人気もあるようです。
ハワイの”ウベ”パンケーキですが、きれいなブルーのシロップです。
ウベは、紫イモのようなもののようで、アケビ科だそうです。
さて画像は、紫イモのクルフィを試作したものです。
味は中々というかおいしいです。
煮詰めた牛乳と紫イモ、香りにカルダモンです。
紫イモの色はアントシアンで、紫陽花のように酸とアルカリで色が変化します。
実はブルーを作りたくて、イモにアルカリを加えたら、インクブルーの色に変わり、「いい」と思ったのですが、皆から、紫の方がおいしそうといわれてしまいました。
今度、誰もいないところで、そっとブルークルフィを作ろうと思っています。