- 社長雑談
- デリーのこと
- 2015.08.20
DEAN & DELUCA
今週から約1ヶ月間の予定で、高級デリ、ディーン・アンド・デルーカで、カレーフェアが行われ、デリーのカレーも3種、冷蔵品のカレーが販売されます。
「バターチキン」「ポークマサラ」「チキンコルマカレー」の3種です。
デリー工場開設時からのポリシーである「レストランの味をご家庭で」を、現在できる技術を駆使して、賞味期限要冷蔵60日の商品です。
本来は、「たまに食べるならこんなカレー」と称し、不定期でネットのみの販売商品です。
とにかく食べ比べていただければ、すぐにわかります。
レトルト殺菌(121℃以上)ですと、どうしてもスパイスの香りが変化し、鍋で作った時と違った香りになります。
そして、具の肉類は、たんぱく質が完全に変化し、元の味と異なり、イモ類などは焦げ臭さを感じます。
そこで、初代社長が考案したのが、現在も主流のカレーソースのみの低温殺菌です。
ご自分で具材を作るという、一手間が掛かりますが、レストランの味にグンと近づきました。
そして、具材入りを10年以上研究し、できあがったのが、この真空低温加圧殺菌です。
まだまだ進化させる余地はありますが、現在のデリーのベスト商品です。
もう一点、これは、デリーの主体がレストランということです。
我々コック経験のあるものが、レストラン厨房と同じ作り方で作っているということ。
今回の3点も、バターチキンの鶏は、漬けこんだチキンティカを焼いて加え、コルマもスパイスで焼いたチキン、ポークは、じっくりとコンフィにして入っています。
カレーも最大70人前程度を寸胴で仕込んで、手詰めし、殺菌し、お出しするという、レストランよりも、時間も人数も掛けて製造しています。
他のレストランではできないことを行っているという自負はあります。
美味しいカレーが食べたい、または興味のある方は、冷蔵設備のあるディーン・アンド・デルーカに行ってみてください。