- 社長雑談
- 2015.11.15
祖父、父、ルーツ
今日は本当の雑談、ちょっと祖父の話。
祖父は福井の農家の五男坊として明治21年に生まれ、東京の写真館に勤めたあと、一攫千金を夢見てシンガポールに渡り、写真館と写真資材を売る商売を始めます。第一次大戦の影響で、ドイツからの輸入がストップしていたため、儲かりました。
その後、ドイツの復興、世界恐慌でうまくいかず、閉鎖して帰国。
持ち前のバイタリティー(とブラフ)で軍部に取り入り、特に海軍の撮影、現像、焼き増し、製本をほぼ独占。
父は海軍報道部員として戦地を転々。昭和20年の終戦間近、急遽陸軍の西部報道部員に転属となり、長崎の原爆の写真を撮りました。
敗戦後は、宮内庁と接点を持ち、昭和20年、当時の天皇陛下の写真を撮ることになりました。
祖父がディレクター、父と叔父がカメラマンとして皇居に行ったと聞いています。
そんな写真展が画像の要領で行われます。
祖父にも父にもずいぶん可愛がってもらったので、ルーツの旅に行ってきます。