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- 2015.11.21
ルオーの山下さん
東大正門前のルオーのカレーを食べに行きました。
やはりここで有名なのは「セイロンカレー」ですが、この味がなんとも心地よいのです。
今はスリランカですが、この「セイロン」には、60代以上の方には、独特のイメージが浮かんできます。
南洋の島、英領セイロンですから、青い海と灼熱の太陽、英国風に洗練された石造りの建物に、白い麻のスーツを着てパナマ帽のような帽子をかぶった紳士たち、そして紅茶。
この「セイロン」には、そんなイメージがあり、当時のオリエンタルカレーのCMではありませんが、エキゾチックな響きがありました。
飲食店にはまた、味だけでなく、お客様それぞれの思い出、いわゆるフラッシュバックする感覚があります。
私には私なりのルオーが。
そして山下さん。昔から温和で温厚でシャイでした。
この人柄もルオーの味かもしれません。
彼の顔を見、カレーを食べると、変化しているのかもしれませんが、最初に食べた時と同じ味と感じてしまいます。
初めてお会いした時、私は20代。長い年月が経っています。
いつまでも頑張っていただきたいと心から願います。