- 社長雑談
- 2016.02.06
カレーのご飯
昨日、近畿大学と産学協同で、栄養価を残した米を開発され、賞を取られた幸南食糧の部長さん(米飯管理士、米飯食味評価士でもあります)が、インドカレー用の米の視察に来店されました。
な、な、なんと、デリーのお米を絶賛され、「お米が美味しいお店」としてメディアに登場しているところより、ずっと美味しいといわれました。
また、初めにカシミールだけを一口、「うわ辛い」と感じたあと、ご飯と混ぜてもらうと、「なるほど、ご飯の甘さで中和され、また食べたくなる」と。
我々は先代から「カレーライスの味はお米。米を研究して美味しいものを出せ」と口酸っぱく言われてきました。
お出しするのがカレーとライスしかなく、お客様がお腹いっぱいになるには、そんなにカレーを飲めませんから、お米ということになるからです。
これは、デリーがインド料理店ではなく、インドカレー屋が出発点だからです。
現在、一年分を確保できる、石川県のコシヒカリを、お米屋さんに注文してから精米してもらい、遅くとも3日で食べきっています(精米した瞬間から劣化が始まるといわれていますから)。
洗米は機械でいつも均一に、炊くのはガス釜で、最大炊飯量の1/2で炊いています。
このお話をすると、「その通りに作られているのがわかります。明かりに照らしてのご飯が黄色くないのは、精米後の時間が短いから。全くダマがなく米がたっているのは、炊飯量と釜のバランスがいいからです」といわれました。
私もほめられて調子に乗るタイプなのでしょうか、「よし!もっと米を研究だ!」と、今力んでいます。