- デリー上野店
- 2016.03.04
フィッシュカレー、上野店
上野店で、毎週金曜日に、ベンガルスタイルのフィッシュカレーをご提供し始めて、もう半年になります。
相変わらず人気があるようで、魚は随分仕入れています。
ソースはベンガルスタイルですが、技法は日本的部分も含まれています。
それは、魚を煮込まないということ。
インドでは、ターメリックとレモンジュース(または酢)で〆ておいた魚を、煮上がったカレーソースに生で入れ、火を通す手法を多く見てきました。
この方法ですと、経時変化で味が変わっていくのと、カレー全体に魚の香りが移ります。
もちろん、一人前ずつ手鍋でカレーを沸かし、〆た魚を入れて仕上げる方法もあります。
ゴアのタージホテルの料理長には、この方法を習いました。
しかし、デリー上野店では、ターメリック、レモンジュースで〆た魚にライスフラワーを付けて、一度揚げています。
これは魚がシイラということもあります。
四国の近海で獲れたシイラですが、白身で淡白で、脂も多くありません。
揚げることにより、生臭さも消え、香ばしさも足され、いつも同じ味で提供できているのではないでしょうか。
このやり方が、今も人気があるのではないかと、勝手に考えています(笑)。
これを書いていたら、無性に食べたくなりました。やっぱり辛くしてもらおうか・・・