- デリーのこと
- 2016.03.10
コンチネンタルカレー
デリー上野店と銀座店のメニューに、コンチネンタルカレーがあります。
このカレーは、ポークカレーという名で創業時からあり、画像の様に日本風で、ルーのトロミがあります。
そして、テカテカとした艶がいいですね。
これは、ラードと小麦粉で作ったルーのてかりです。
昔ながらの洋食の手法で、しっかりと長時間かけてルーを練り上げています。
インドカレーと同じく、分量は異なりますが、タマネギ、スパイス、野菜のジュースで作りますが、最後に、このルー加えて、煮込みあげます。
創業時はメジャーで、多くの支持がありましたが、その後インドカレー、カシミールカレー、そしてコルマカレーがメジャーになり、辛さが全くだめな方のために残っています。
もちろん、このカレーが好きなお客さまもいらっしゃいます。
そういう経緯で、あまり手直しがされないまま、今日まで来ています。
ですから、ある意味、創業時からほとんど変わっていないカレーと言えるかもしれません。
上野店は、今年満60年ですから、コンチネンタルカレーも還暦を迎えました。
最後に修正されたのが、約20年前、小麦粉を3割ほど減らしました。
昭和30年代にタイムスリップしたい方、ノスタルジーを感じたい方は、一度召し上がってみては。
なかなか美味しいカレーだと思います。