- 社長雑談
- 2016.04.14
色
最近、野菜がカラフルになりました。
以前は画像のように野菜の組み合わせでカラフルさを表現していました。
今、ニンジン、ナス、トマトなどは5,6色販売されています。
銀座店で人気のカリフラワーモ。オレンジ、ムラサキなどが出てきています。
インド料理もかなり派手で、こちらは品種改良ではなく、スパイスやハーブで色づけ、近年は着色料も多いですが。
司馬遼太郎の本に、「騎馬民族は原色を好み、農耕民族はそれほどでもない。これは、遠くからでも家族を見分ける知恵で、農耕民族は一緒に働いているので、その必要がないからではないか」と書いてありました。
これは、朝鮮のチマチョゴリが原色を使うことに対する記述でしたが、インドもムガール帝国という騎馬民族が支配した後、原色というか派手な色を使うようになったのではないでしょうか。
確かに「ムガール風というと、7色のビリヤニとか金色銀色を使う」と習ったこともあったような。
さて、5月のモダンインド料理の視点の一つに、”色”があります。
モダンですから、着色料ではなく、自然な素材そのもので、カラフルに作りたいと思っています。
もちろん色だけでなく、食感や五味もうまく組み合わせて行くつもりです。
LOVE INDIA(4月24日)の時に、メンバーのシェフたちからも、いいヒントを聞きだそうと思っています。