- 社長雑談
- 2016.05.08
嗅覚について
カレーの香りは、ダイレクトに鼻から来るものと、食べて喉から鼻に抜ける香りの2種があると思っています。
カシミールカレーやインドカレーなど、デリーのさらさらカレーは、その湯気とともに、ダイレクトに鼻から感じられるのが醍醐味です。
タイミングよく、炊き立てのライスだと、カレーを掛けた瞬間、ライスの湯気との相乗効果で、より香りが鼻腔をくすぐります。
そして食べ進むと、喉から鼻に抜ける香りと混じり、最後まで香りよく食べられます。
このための条件は、カレーが熱いこと。これに限ります。
先日のLOVE INDIAの時は、ウォーマーで提供したため、熱々にはできません。
また、数種のカレーやライスも、お並びいただくため、温度が下がります。
ですから、多めのスパイスと多めのうまみでカバーしようと思いました。
喉から鼻に抜ける香りと、旨みで脳を満足してもらうためです。
この多めのうまみは、欧風カレーなどの名店からヒントを得ました。
今回でカレーは2度目、1回目はビーフニハリ、今回はタコカレーでしたが、ビーフニハリは肉の量でうまみを、タコはタコのダシを煮詰めて濃くしました。
でもやはり、サラッとしたカレーを熱く、香りよく食べるほうが、毎日食べられるなあ。