- 社長雑談
- 2016.05.13
スパイスカレー事典
カレー番長・水野仁輔さんが、「スパイスカレー事典」という本を出版されました。
私もほんの少し、アンケートにお答えしたことが掲載されていますので、協力したことになるのかな(笑)。
まだ、隅々まで読んではいませんが、ザッと読んで、非常にためになるし、面白かったです。
カレーに使う大部分のスパイスやハーブの写真入り事典にもなっていますし、使い方はもちろん、膨大なレシピ、さらにはQ&Aコーナーもあり、長年この仕事に携わっている私も、知らないこと、新しい発見が数多くありました。
特筆すべきは、間口の広さ。
もちろん、インドのカレーがベースとなって組み上げられていますが、欧風カレー、ジャパニーズカレー、そして何とカレーうどんまで、解説とレシピが。
スパイスカレーですから、これらの欧風、和風系にもカレー粉ではなく、単体のスパイスの組み合わせのレシピが紹介されています。
これだけ広いジャンルのカレーを解説している本は珍しい。今は逆に、狭く深く「南インドカレー」「スリランカカレー」など、より専門的に掘り下げていく傾向がありますから。
彼のカレーに対する向き合い方が、日本のカレー文化全体、歴史なども包含していることが分かります。
インドカレーを含むカレーが趣味、あるいは興味がある方には、ぜひ読んでもらいたいですねえ。