- 社長雑談
- 2016.05.15
触覚の話
五感の中の触覚(タッチ)、子供の頃の母親に抱かれた感覚、シルクや極細の綿糸で作った服の肌に触れる感覚、食べ物ならば、オノマトペで表される、トロトロ、フワフワ、パリパリ、プリプリなどでしょうか。
飲食店では、美味しいのは当たり前で、それプラスの五感の刺激、視覚なら盛り付けや器に内装、聴覚はシズル感にBGMに客やスタッフの話し声、嗅覚ならば料理の香りと店内の匂いなどが求められます。
以前セミナー(かなり昔ですが)で、戦前戦中は第一世代、昭和20年代生まれは第2世代、昭和30年以降は第3世代とよび、第3世代以降は五感の一つでは満足せず、「味+盛り付け」「味+BGM」が必須と聞きましたが、今はもっともっと要求される時代と思われます。
話を触覚に戻すと、触覚=食感もありますから、目では見えませんから口中の中の食感の変化は試します。
例えば、カシミールカレーで、肉だけよりジャガイモを入れてある方が、食感の変化で飽きずに食べ終われます。
薬味も大切ですね。だから煮込みとご飯のカレーに、ラッキョウや福神漬けを考え出したのでしょうか。
こういった食感の変化は、メニュー作りの際に取り入れやすいですが、お客様の入店時の”肌感覚”が、これからの課題かなと感じています。
画像は「サリチキン」、ムンバイのパルシ料理ですが、チキンカレーの上に細義理のポテトフライが乗っています。