- 社長雑談
- 2016.06.19
ポストバターチキン その4
さてポストバターチキンとは何か?
これが判ればいいのですが、そう簡単にはいきません。
大盛り上がりするけど短命なのか、小盛り上がりで長命なのかによって、我々の対応も変わります。
しかし、言えることは”多様性”。
ミールスがバターチキンのように、ファミレスやレトルトカレーの仲間入りをするのか?
スリランカカレー、ネパールカレー、ゴア風、ベンガル風、も同様です。
またこれからは、カレーギークたちの探究も、より厳しくなるでしょう。
フレンチの世界で、「あそこのコックは魚料理出身だから肉はダメ」「あの料理はいいけど、こっちはダメ」という話は、よく聞きます。
今後はインド料理も、一店舗の中での技術や学習能力が問われてくるのではないでしょうか。
だいぶ前になりますが、インド商務部でノンベジで、外国駐在が多く、お子さんがなく、夫婦で食べ歩くの好きなインド人がいました。
彼に、「日本ではどこに食べに行くか?」と尋ねると、
「タンドーリチキンならTだが、プロウンはちょっと。プロウンが食べたい時はMかな」
と、店全体ではなく、一メニューで決めていました。
このような話は、駐日のインド人銀行マンからも似たようなことを聞きました。
デリーは昔から器用貧乏で、何にでも手を出すところがありますが、これからはインド料理も、シングルイシューとは言いませんが、ターゲットを絞るのがいいのか、はたまたその前に、もっとカレーギークを増やすために、新しいものを探してご紹介していくのがいいのか、悩みは尽きません。