- 社長雑談
- 2016.07.03
スリランカカレーと大阪、そして東京
ぴあMOOK関西版の、「究極のカレー」を買って、見ました。
大阪は、スリランカカレーが正に旬。
この雑誌を、遠めにページをめくっていくと、大阪郊外や神戸、京都に比べると、大阪中心部は、スリランカカレー、あるいはワンプレートにカレーや野菜が数種相盛りになったタイプ一色。
こういう企画なのかもしれませんが。
ちょっと前までは、大阪カレーというと、インディアンカレーのような、甘いけど辛いドロっとしたものが中心と勝手に思い込んでいました。
そこで、勝手に考えますと、
大阪は商人の町でせっかちで、片手でサッと食べられるものワンプレートが好まれる。
インド式ターリだと、混ぜるのに容器がちょっと邪魔?
中国や朝鮮の儒教思想から来る「陰陽五行」の白、黒、赤、黄、緑が一視野にあり、食欲が増す。
そして感じるのが、大阪の食に対する貪欲さというか、気取りのなさと言うか、ストレートな感覚と食文化の歴史でしょうか。
あのサントリーも、カレーに関しては、ハウス食品、グリコ、ハチ食品なども大阪。
飲食業では、吉兆、なだ万、そして混ぜカレーの自由軒。
やはり「食の都」ですね。
この業界に入った頃、大阪ではカレー自体がマイナーで、カレー=ビーフといわれ、チキンカレーなど見向きもされませんでした。
今、若いカレー料理人がドンドン出てきて、新しい潮流ができつつある”勢い”を感じます。
東京人がスリランカカレーをやるか、大阪人が東京に進出してくるか、いずれにせよ、カレーが一歩進んでいきます。
この項、もう少し追求して、もっと頭を整理しておきます。