- 社長雑談
- 2016.08.12
50年前のインド料理と食器の話
還暦上野店のことを調べていて見つけたのが、今から53年前の1963年に、創業社長がインド料理研究のため、数か月インドに行った時の写真です。
白いテーブルクロスから見ても、中々いいレストランかホテルのようですが、盛り付け方、食器、そして味は判りませんが、見た目では今のインド料理と変わりません。
今、このまま日本でお出ししても違和感のない気がします。
確かにこのところインド料理も、急速に変貌をして、特に食器や盛り付けなどは西洋的になっていますが、逆に、インドに行って、高級店で、こういったステンレス食器で、盛り付けで、いいサービスの元(ここがポイントですが)、食事をすると、より美味しく感じられるのではないかと思ってしまいます。
初代社長は帰国後、このステンレス食器を何とか使いたかったのですが、ロット数などもあり作れず、彼の目についたのが、ステンレス灰皿のメーカーでした。
そこには各サイズの円柱形薄型灰皿(丸いステンレス灰皿の外側には、木製、ゴム製の四角い枠がついていました)があり、それを組み合わせて、ターリとカトゥーリに仕立てていました。
すごい発想だと感心しました。