- 社長雑談
- 2016.10.06
食品表示について
昨日のニュースで、レトルトカレーを例に挙げて、食品表示の改正案が報道されていました。
これ、我々小さなメーカーにとっては、厳しい難しい点をはらんでいます。
また消費者にとっても、ベストはもちろん、ベターと言えるのかなあ。
今回の案では、重量一位の品目の原産国表示を義務付ける。
たとえば、牛なら、「牛肉(アメリカ)」、2カ国でどっちを使うか判らない時は「牛肉(アメリカ・オーストラリア)」。
輸入先が3カ国以上なら「牛肉(輸入)」でいいそうです。
もし、ある時は国産、ある時は輸入とすると、表示をした箱自体変えなければいけないことになりますね。
牛肉はともかく、豚肉は業者がその都度市場から買い入れたものが届けられます。
ある時はデンマーク、ある時はオランダ、ある時はアメリカ、またある時は国産など。
我々自体、検査に合格していれば、味の差は国別というより、個体差だと思っています。
消費者にとって情報が多いほど、選択肢が広がることはいいことだとは思いますが、情報過多も料理を味合う上で、返って味気ないものにしてしまうのでは。
ちょっと前までは、そこまで考えすぎなかったのに・・・
これも抜け穴があって、その昔ですが、台湾で口蹄疫が豚に発生し、輸入禁止となりましたが、大手の業者から、「今、台湾から韓国に送り、韓国産として入ってくるから大丈夫」と言われたことがありました。
まだまだ食品表示には、たくさんの問題点があります。
すべての加工食品を同一のルールにすることも疑問があります。
この加工という言葉の定義も、きっと皆さまに話すと理解不能なところもあります。
また、お話します。