- 社長雑談
- 2016.11.03
スパイスカフェ 独善的分析 第1、第2の皿
まずはペアリングのワイン、マスカットの香りのようなフルーティーな白ワイン。
第一の皿は、ご覧のように、5種の野菜にそれぞれ1種のスパイスでの香り付け。
1料理、1スパイスという考えと書いてありました。
一種のスパイス料理、インドにもありますが、クミンやマスタードなど特徴的なものを使います。
ここはそこに、フェンネル、カラジラ、コリアンダー。
フェンネルとアンディーブ、コリアンダーとしめじは、どちらかというと欧州料理的。
カラジラは、私自身も初めての単品使い体験でした。
この皿、伊藤さんの計算が詰まったものと感じました。
まずは黒い横長の皿に、5種を並列。
料理の基本の五色、白、黒、赤、黄、緑の配色。横に添えられた赤いビーツのロティも一役。
そして、一種のスパイスということが、かえって好奇心をくすぐり、その味と香りを追求したくなり、楽しみながらその記憶をとどめられる。
こちらが第2の皿。
土まで全部食べられる、サプライズ感いっぱいの、分子ガストノミー的一皿、「畑の土と野菜のサラダ」。
これは・・・・・・・
想像と思考を超えてしまった料理なので、伊藤さんの遊び心、閃き、としか説明できません。
インドカレー屋の私には、仮に作れたとしても(たぶん作れません)、お客様になんと言ってお出ししていいかわかりません(笑)。
スパイスカフェ・伊藤一城だからできる、許され喜ばれるパフォーマンスと思います。