- 社長雑談
- 2016.11.12
スパイスカフェ 独善的分析 第5の皿、カレー
インド料理店では、やはりお客様にとってのメインは「カレー」です。
肉の塊が出た後でも、カレーがメインとなり得ります。
今は”和”が世界的にブームですが、その昔、フレンチのコースは、アミューズブッシュ→オードブル→メインと、ピークに向かっていくのに対し、和会席は八寸、刺身、揚げ物、焼物、煮物と並列で、ピークがなく、西洋人にはわかりにくいと教わりました。
果たしてインドでは、全料理が一斉に並び、銘々皿で、一人一人が取り分けるタイプです
しかし東京では、家賃も高く、広いテーブルを使えないなどの事情から、コース式になりますね。
閑話休題。
この日のカレーは「鰹カレーときのこカレー」。
鰹は軽いスモークと説明がありましたが、ほぼレアで、驚き大。
きのこはクリーミーなタイプ、歯ごたえも残り、きのこ好きにはおいしい。
前から、伊藤さんのカレーは、ワイルドというよりソフィスティケーテッド、都会的なイメージ。
際立ったスパイスでなく、調和。
そこに日本の季節感を出す素材や、ハッと思わせる素材や技術の組み合わせが得意技。
特に鰹カレー、カレーにレアな魚は考えも付かず、とても面白かった。
ここで、何度も勧められたのですが、ビリヤニで満腹で、ライスが食べられなかったのが、今となっては心残り。
これに組み合わされたのがシラーの赤ワイン。
ライスを食べず、カレーのみだったので、もう少し重い方が好みかも、すいません。