アトリエデリーはパルシ料理です。
　
　パルシ＝ペルシャですが、ペルシャからイスラム教に追われたゾロアスター教徒(拝火教徒)が、ムンバイや周辺に住み着いた人達です。
　彼らは、パルシどうしで結婚することが多く、肌も黒くなく、独自の文化を築いてきました。

　食文化で言えば、タブーがほとんどなく、宗教上は牛も豚も食べられるようですが、助けてくれたインドに敬意を払い、羊と鶏にしているらしいです。

　このパルシ男性と結婚した日本女性と知り合いになり、パルシ料理を勉強しました。
　あまり日本ではメジャーではありませんが、ダンサク(羊、ダル、野菜煮込みカレー)や、ポテトシューストリングをカレーにトッピングしたサリチキン、サリボティ(羊カレー)が有名でしょうか。

　ムンバイには、パルシレストランも多く人気で、また、朝食から夜遅くまでやってて、スナック、スイーツもある、イラニカフェと呼ばれる店もあります。
　パルシは、英領インド時代に地位を築きました。
　インド1と言われるタタ財閥もパルシです。

　でも、パルシで一番の有名人は、伝説のロックバンド「クイーン」の故フレディー・マーキュリーだと思います。

　明日まで、アトリエデリーでお出ししてます。