- 社長雑談
- 2024.05.29
日本一カレー その2
ココイチカレーの今日は味の個人的見解です。
一言、「ジャパニーズカレーの最大公約数」だと思います。
甘味、酸味、塩味、苦味などを突出させずに削ぎ落とす。
おいしくないと感じる物を排除している。
「最高においしい」より「決してまずくない、決して損させない。安心感」」味だというのが私的見解です。
もちろんお客様の五感も変化しますから、不断の改良を推し進めているはずです。
デリーの創業者は「こんなシャバシャバなカレーがあるか」「こんな辛いカレー、食えない」とお客様から言われてシュンとしているスタッフに、
「ウチは万人向きのカレーを作っているのではない。こういったカレーの方がおいしいと思っているから作っている。そして、このカレーのおいしさが徐々に広まればいい」
と言いました。
もちろん、大企業、大店に立ち向かう戦略もあって。
日本のカレーは、肉も野菜もご飯も一度に食べられる完全食として、クラーク博士以来、軍を含めて普及され、家庭でもジャガイモ、ニンジン、タマネギ入りの家カレーが普通でした。
しかし飲食業では、煮込むと煮崩れる野菜をペーストーやジュースにして加え、見える具材は肉だけのものが主流になり、またそれが外食らしさになったのでしょうか。
ラーメンも、昔ながらとか言われて、ギトギト系からの揺り戻しがあるように、カレーにもそういった現象が起きるかもしれません。