- 社長雑談
- 2024.04.11
グラブジャムン
テレビで世界一甘いお菓子と紹介されていた「グラブジャムン」。
その昔、デリーでも作っていました。
初めて聞いた時、「揚げたミルクボールのシロップ漬け」と言われ、「揚げた牛乳!」と驚きました。
ちゃんと習ったのはコルカタでしたが、そこでは伝統的にコアとかコヤと呼ばれる、牛乳を固形状まで煮詰めたものに、小麦粉とベーキングパウダーを混ぜ、丸めて、油で揚げてシロップ漬けに。
牛乳は全脂牛乳か水牛乳を使います。
この煮詰めには、何といってもインドの鍋カラヒ。
西洋鍋だとなべ底の直角部分が焦げやすく、中華鍋様のカラヒですと、スパテラで廻していれば焦げ付くことがありません。
これで約1/4~1/5になるまで詰めて半固形にし、冷蔵庫でさらに固くします。
これはインドの食料品店で買えます。
今は、ミルクパウダーに少量の小麦粉とベーキングパウダーをミルクで練って作れます。
お好みでバターや生クリームを。
これを手でしっかり丸めて揚げます。
濃いめのシロップにローズウォーターやサフラン、カルダモンを入れ、揚げ立てのミルクボールをジュっとシロップに漬けます。
ちなみに、グラブはバラ、ジャムンはお菓子に意味とか。
画像の様な缶詰も売っていますから、お試しを。
口が曲がるほど甘いのですが、一度食べると、2年に一度くらい、急に食べたくなります。