ちょっと気が早いですが、来年２０２４年１月６日（土）、７日（日）のアトリエデリーのイートインメニューは、「イノシシのビンダルー」を予定しています。

　先日水野仁輔さんとお会いした際、「２０２４年もポークビンダルーを追っかける」と話したら、「デリーの定番メニューに入れれば？」と。
　しかし、まだまだ完成ではないので・・・

　とにかくポークビンダルーは、ライフワークアイテムで、もう４２年になります。
　最初にゴアで食べた時の、「強烈な印象」が、どうしても再現しきれません。

　第一印象というものは、とても大事と思っていまして、１３歳の時の「アジャンタのチキンカレー」、「スワミシェフのサンバル」、そしてデリーのカシミールカレーもその第一印象が言葉だけで、舌、鼻に甦ります。
　我々も何とかその印象を壊さないようにカシミールには気を使います。
　例えば「濃いなら薄い方が」「辛くないなら辛すぎる方が」まだ良しという風に。

　舌と脳に残る、あの時のポークビンダルーの強烈な辛さと、酢の酸味の心地よさが、まだまだです。
　まずは、イノシシの野性味を利用したいと思います。

　それが再現できたら、次のステップに行けます。