- 社長雑談
- 2023.11.20
ビリヤニ
2023年は、ビリヤニがかなり全国的になった年。見せ方も千差万別、センスが光るものもありますね。
ここ数年、ビリヤニ、ざわつき始めていましたが、これはあくまで、インドギーク、インドフリークの方たちでした。
インドで、最近売れ始めたというニュースは聞いていませんから、日本だけかもしれません。
しかし今年のブレークは、何といっても、セブンイレブンのバスマティライスのビリヤニ(エリックサウス監修)で、これでビリヤニは全国区になりました。
そして、ビリヤニについても、由来、レシピに関し、諸説語られています。
そういう私も、ずいぶん伝聞の話をここに書いてきました。
その昔、インドの学校で、その手のことを聞いた時に、「インド人には歴史的に、”書く”ことは、忘れるために行う。神様のお言葉=お経を書き写すことは失礼で、暗記すべき。という発想から、文献はあまり残っていない。それらは、イギリス人が行い、イギリスの大学に貯蔵されている」と言われたことがありました。
水野仁輔さんは、オックスフォード大学まで行ったんじゃないかな。(私は本を取り寄せただけでした)
ただ、これまた文書の受け売りですが、パキスタンだったかの安食堂で、ビリヤニを食べる理由を「カレーとナンより安いからだ」というもの。
また、「ビリヤニにおけるライタとは何か?」には「ライスものには何か汁物を掛けないと嚥下しにくいから、手持ちのヨーグルトを掛けたんだ」
中々いい答えでした。
そして結論。「我々は料理を作るのが仕事。その歴史、成り立ちを考えるのは別の人の仕事」と考え、美味しいものを作ることに集中しましょう。