今日からネットショップで始まった「ウィンターキャンペーン」。
　テーマは「ライスが美味しいカレー」。
　さらに「肉増し増し」として、市販品ではちょっと肉が物足りないと思う方のために考えました。

　画像が、和欧風牛スジの「特製牛スジカレー。こちらは牛スジ100ｇとカレーソース150ｇのセット。
　牛スジは、カレーと一緒の袋だと、殺菌時間が長くなり、熱が入りすぎて溶けてしまうことがあるので別袋に。
　この方法だと、牛スジがしっかりと残りました。
　やや甘めで、誰もが食べられるようになっています。

　このカレーは２０１１年の震災時に、我々が宮城に炊き出しに行った時に作った「牛スジカレー」のレシピです。
　小学生から「こんな美味しいカレー初めて」と言われ、お替りしてくれたのがうれしかった。

　実はあの震災の時、東京でもガスが中々復旧せず、当日、上野店の前を徒歩で帰宅される方々であふれていて、「カレー食べたかった」という声も多く、忸怩たる気持ちでした。
　銀座も同様でしたが、当時のミッドタウン店はガスだったかもしかすると電気だけでしたか、復旧が早く、帰宅困難のオフィスワーカーに、源シェフがふるまっていました。
　そんな思いから、カレーを食べていただきたく、宮城岩沼のニシキヤさんのご協力で、炊き出しをさせてもらいました。

　その時も、加圧殺菌ではありませんが、牛スジとカレーソースを別々に詰め、現地で寸胴の中で合わせました。

　牛スジの袋に、多少肉汁や油脂分が出ていますが、こちらもカレーに入れていただくと、一緒に煮こんだようになり、おいしくなります。