長い間カレー生活を送っていますが、時として「また食べたくなるカレー」があります。

　その一つが、本郷三丁目にあったベトナム料理「ミュン」のカレーです。
　しかし移転閉店となり、移転先も閉店してしまいました。
　その後、四谷三丁目に、その味を引き継いだカレーがあると聞き伺いましたが、やや甘いものの、ほぼ同じ味の方向性でしたが、微妙に違う。
　チキンの量もこちらの方が多かったですが、やはりバランスがミュンに慣らされていたのでしょうか？

　接客もこちらの方が丁寧でしたが、ミュンのベトナム女性のそっけないサービスも懐かしい。

　その後もネットや本からベトナムカレーを何度も作りましたが、違う。
　挙句の果てに、バンコクに行った時、２日間だけホーチミンに行き、カレーを食べに行きました。
　しかし、街中も、ホテルもココナッツミルク味で、ミュンのとは違う。

　簡単にいうと、ミュンの方が日本的でした。
　ミュンで仕込んでいるところをチラッと見たのですが、カレーソースにがばっと手羽元を入れ煮込んでいたな。

　でもこうして、ふと食べたくなるカレーって、いくつかありますね。
　やっぱりシャバシャバチキンは好きだなあ。
　以前にも書きましたが、私の父親は誕生から１８歳までシンガポールで育ったからか、我が家のカレーは100％シャバシャバな豚カレーでした。
　だから給食や外食のドロドロカレーは、別物で、おいしく食べられます。
　私にとっては、シャバシャバカレー＝カレーで、ドロドロカレー＝カレー丼でしょうか。

　またミュン式カレー、作ることにします。