- 社長雑談
- 2023.08.14
ビリヤニのグレイビーソース
アトリエデリーでは、ビリヤニを月一回ほど、お作りしていますが、添えられる「グレイビーソースの量が多いのでは? 味変のためならそんなにいらないのでは」というご意見を頂きました。
私が初めてグレイビー(Shorba,sherba)と出会ったのは、ハイデラバード。
本当は、スワミシェフが作ってくれて「ハイデラバードに行って本場の食べてみて」と言われたからです。
それまでは、日本でもインドでも、ライタのみでグレイビーはありませんでした。
その後、ビリヤニの歴史からグレイビーを追いかけても「これは!」というものは見えていません。
しかし例えば「KUSHKA BIRYANI」という、肉、魚介、野菜などの具のないスパイス、タマネギ、ニンニク・ショウガだけのビリヤニがあり、それには、コルマやダルマッカニなど、カレーが添えられるそう。
ビリヤニ自体は中東から東南アジアまで見られますが、グレイビーが添えられるのは、インド(旧インドを含む)がほとんど。
ここからは私の推測ですが、インドは指食で、ライスを団子状にまとめ親指で口に押し出しますが、あの特にパラパラなバスマティライスをまとめるには、水分=グレイビーソースが必要だったのでは。
スプーンで食べたり、ビリヤニ以外にカレーやサブジがあれば、グレイビーはいらないか?
すると、ライタがあればいいということになるか。
これがはっきりするまで、死ねないなあ。