若い頃、「仕事と趣味を一緒の人は幸せ」という話があり、なぜか納得して、この40数年を生きてきました。
　仕事といっても調理から経営から、といろいろありますから、確かに飽きることはありません。
　また、中小企業の宿命で、一点に関わらず、すべてを自分でこなす必要があるので、忙しいけど楽しかった。

　さてそのインド料理ですが、私は、ロンドンのシナモンクラブができたころからか、モダンインド料理に出会い、新しい息吹を感じました。
　あのスペインの、当時最先端の分子ガストロノミーと言われたエルブジ出身のガガンがバンコクに店を出したときは、実際に食べて驚いたのですが、「果たして日本では」という思いもありました。

　しかし、日本を除く世界では、この潮流が確実に根付いています。
　私も、7年前から、一部の方々に食べていただいた事も有りましたが、その後のコロナ禍で中断。
　気が付けば、もう終活の時期を迎え、趣味の終活として、新しいインド料理をやってみたいです。

　今のトレンドは、地産地消、いやテロワールでしょうか、うまく日本の食材、文化に合ったものを考えていきたいですね。
　近い内に、どこかでお召し上がりいただきたいと思います。