- 社長雑談
- 2017.03.18
ラム肉(マトン)の話
インド料理界では、ここのところ、ラムの需要と言うか好む方が増えてきているように感じます。
インドでは、ラムもマトンもホゲット(ラムとマトンの中間)もヤギも、「マトン」の表現だと思います。
日本の流通の99%はラムと言われています。ですから、ここではラムと書きます
日本の食全体でいくと、羊は牛の1/50、豚の1/100、鶏の1/60程度です。
一昔前まで、マトンは全くと言っていいほど売れませんでしたが、昨日販売した金曜日の上野店の「マトンのアチャーリ」は、想像以上に売れました。
また、SNSを見ていても、マトンビリヤニやマトンカレーがよく出てきます。
では、日本人はラムが好きになったのでしょうか?
これが難しく、ここ10年の輸入量は、減少気味だそうです。
好き嫌いの問題だけでなく、中国や中東、アジアの需要増加とか、オーストラリアの旱魃とか複合的要因で、価格が高騰し、今は輸入牛より高いのが現状です。
しかし、この輸入減には、ソーセージで使わなくなったことが、その要因と言われていて、ラム好きは増えているとも言われています。
私の年代だと、ラムは安い肉と思っていましたが、若い方たちがインドのように、「高級肉」として捉えていただけるなら、楽しみも作りがいもあります
下の画像はラムシャンクのカレー、このシャンクが大きいので、ノコギリを買ってきて、大変な思いで切ったのを思い出します(冷凍なら肉屋に頼めたのですが)