- 社長雑談
- 2017.03.19
「おいしくない」ということ
前社長田中やす代から教わったこと、それは「おいしくない」と思えること、感じることでした。
スタッフが作ったものや外食でも、はっきり「おいしくない」と思うことが、美味しいものを作るコツだということ。
これが意外と難しく、「まあまあはおいしくないに等しい」こと。
また個人差があり、おいしく思う人と思わない人がいるのは当然ですが、初代社長は「我々は万人向きのカレーを作っている訳ではない」ということも、デリーの存在価値であります。
昔は、よくお客様から「こんな水みたいなカレー食えるか」などと言われたり、「このコックは俺の口に合わない」などということもありました。
これは落ち込みますが、また発奮材料にもなりましたし、メニュー開発のヒントにも。
非常に個人的というか、自己判断に委ねられる部分が多いのですが、この仕事には必要な考え方だと思います。
ちなみに、前社長は「おいしくない」とは言わず「マズい」と言っていました
私が作ったものに「あら、これマズいわねえ」と言われたことが、今も心に残っています