ポークビンダルーを筆頭に、ゴア地方の料理が好きな理由の一つに、ゴアの家庭料理を教わったことにあるかな。

　40数年前ですが、ムンバイ近郊の町から来た女性、たぶん40代だと思いますが、よく家にも出入りし、家庭料理を作ってくれました。
　彼女の出身がゴアで、豚、魚の料理もよく作っていました。
　黒ぶちのメガネをかけた、大きい方で、一人息子は工科大学に通っていました。

　私自身が勉強したことと、かなり違うもので、興味津々でした。
　彼女のターネの自宅にも伺い、ご主人とともに、ゴア料理をご馳走してもらいました。
　おいしかった「キングフィッシュ(サワラ)のフライ」や「ポルトガル風チキンカレー」。

　この間のソルポテルも、教科書のレシピとは全く違い、いかにも家庭料理で、食べやすい。

　息子を含め、アトリエデリーの面々にも、私がいなくなる前に知っておいて欲しいと思い、そんな「ゴア家庭料理」を楽しんでいただきたいと考えています。
　決してレストランでは食べられない、ほっとしてくどくない、つい食べ過ぎてしまうのでは。