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ほぼ毎日更新!デリー社長のカレー談義

アトリエデリー
2022.11.22

今週は「コルカタビリヤニ」と

The Calcutta kitchen Simon Parks & Udit Sarkhel 2006 より

 今週の金曜日と土曜日(11/25,26)のアトリエデリーのイートインメニューは「やっぱりコルカタ」と題して、コルカタのビリヤニとフィッシュフライを。

コルカタビリヤニ、見た目の違いは大きなジャガイモと丸のまんまのゆで卵。
 「有名なハイデラバードや北インドのビリヤニほどドライではなく、しっとり仕上げられて、ライタなどはいらない」とされ、サフランなどのいい香りがします。
 レストラン、ホテルはもちろん、ストリートフードやテイクアウトでも人気です。
 今回は、リゾートクラブのレストランのランチをイメージして。

 誕生には悲しい物語があり、アワド(ラクナウ中心の藩王国)のナワブ(総督、州知事というより大名かな)が、占領されたイギリスから追放され、コルカタ近辺に来た時、アワドのビリヤニを思い出し、コックが値が張る肉の代わりに、ジャガイモと卵を入れたと言われています。
 しかし、スパイスや作り方などはアワディスタイルというとで、ムガール王朝の伝統を引き継いでいるとか。

 今回は、ナワブに敬意を表し、ラムとチキンのミックスビリヤニにアレンジ。
 副菜には、コルカタフライドフィッシュ。
 パクチーやタマネギなどのペーストにマリネした魚(今回はTurbotと言われてインドでも人気のカレイ)にパン粉を付けてサクッと揚げたものです。

 あまり食べる機会のない、コルカタビリヤニを楽しんでください!