- デリー銀座店
- 2017.08.16
冷製ジャルフレジとガーリックトースト
8月31日までのサマーコースの中に、画像の「冷製ジャルフレジ」があります。
ジャルフレジ、本来は野菜がシャキシャキし、軽い炒め煮風な温かい料理ですが、デリーでは、インド版ラタトゥイユ、カポナータと見立て、また、冷やすことで、味をなじませ一体化するようにしています。
そして添えているのがガーリックトーストですが、これはムンバイのレストランからアイディア拝借しました。
ムンバイは、西洋料理の普及も昔から早かったですが、パウバジのパウ(パン)をトーストにしたり、ベルプリのパプリをパンに変化させたものが出てきています。
ピザは昔からですが、ハンバーガーやフライドチキンなどのファストフードも人気です。
その昔、日本の有名フレンチシェフから、「日本人は食感に敏感なので、ラタトゥイユも一つの鍋で炒めず、野菜ごとに別々に炒め、最後に合わせて、個々の食感を生かすようにしている」と聞き、逆に日本人シェフの繊細さに驚いた記憶があります。
我々も、もっともっと日本人の舌を意識したものを作っていかねば、と感じます。