アトリエデリーは、いわゆる家内制手工業です。
　原料を仕入れ、手作業で加工して、自分たちで販売。
　今の世の中だと、工芸品などで、この職人仕事が残っています。
　
　レトルトカレーは3000種を超えているそうですが、まだまだ新規参入は続いています。
　我々のような規模の小さい会社が入り込み、シェアを取るのは至難の技。

　バブル崩壊以後、「あの栄光をもう一度」と頑張って来ましたが、頭のいい人たちが、知恵を絞っても戻りません。

　そう、高度成長期に「ヨーロッパは斜陽」と言われましたが、今の日本も同じなのでは、と感じます。
　そしてそのヨーロッパの人々のとある知恵が、「足るを知る」ということと、何かで読みました。

　今や大量生産の時代ではなく、日々をつつがなく暮らし、「食」なら、時折美味しい好きなものを楽しむ。
　そんな生活がいいのかなと思い、このようなアトリエを始めました。
　やはり、職人が仕入れ、手作りのものが、食べたいのでは。