デリーのコンセプトに「・・・・・、現地の味を損なわず、日本の風土、米、日本人の舌に合うように」があります。
　そのためには、まずは現地の味の追求があり、スワミさんなど、インドやパキスタンからシェフを呼んで、教わりました。

　「少年老いやすく学成り難し」か「光陰矢の如し」か、あっという間に時は立ち、デリーらしさが成りませんでした。
　カレー業界に携わる方々からも、「今のインド料理好きは、店をやるためでなく、料理を食べるためだけにインドに行く時代。インド料理シェフたちも来日・開店し、もはや現地料理を持って来るだけでは」と言われ、ハッとしました。

　そして、現地料理に、日本、西洋、中華の技法や材料を知ってる限り駆使し、「日本人がおいしい」と思うインド的料理、一皿にインド各地の料理が混ざったり、日本人が好きと思われる材料を使ってみたりしています。

　しかし、インドのエッセンスは損なわずに。
　
　まだまだ、恐る恐るのところがあって、”これぞ！“という域には達していませんが、スタッフ一同、知恵を出しあって、”アトリエデリーの味“を創造していきます。