- 社長雑談
- 2017.10.30
牛スジ開眼の2
画像は、今年のクリスマスディナーセット用の、「牛スジカレー、スリランカスタイル」です。
見た目はただのカレー煮込みに見えるでしょうが、想像以上に手間暇をかけています。
牛スジはブランチング後、高圧の中で、おおよそ2時間半、油煮にします。
これで、スジが溶けて、とろっとろになります。
この脂の一部と、スジを煮汁ごと使って、カレーを作るのです。
生から牛筋でカレーを調理すると、かなり時間がかかるので、スパイスの香りが弱まってしまうのかなと思います。
スリランカスタイルと称し、スパイスはローストカレーパウダー、カレーリーフにちょっとそのエッセンスとして、カツオ粉を使用しています。
モルディブフィッシュパウダーを使うのが本筋でしょうが、日本の鰹節はおいしい。
また、燻製臭もいいですね。
牛スジの強さには負けないしっかりとしたうまみのあるカレーに出来上がっています。
こう見えても、カレーの半分以上は牛スジです。味もしっかり溶け込んでいます。
試作で、もう3回食べてますが、まだまだ食べたいですねえ。