- 社長雑談
- 2017.11.16
カレー、カレー、カレーと屋台大学
この月曜日、屋台大学という、他業種の方々の集まりで、なぜか私が話をいたしました。
同業者ではないので、カレーの何を語ったらいいのか全く分からず、勝手に3つの主題に分け、「デリーの歴史」「自分とデリー」そして「カレーとは何か」としました。
”カレー”と言われて、皆さまはどんな映像が頭に浮かぶのか? どんな記憶が浮かぶのか? などを考えつつ、その多様性というか、カレーの懐の深さをつくづく考えさせられました。
今年は、いろんなメディアに取り上げられたカレーですが、なぜ今カレーなのか。
最近感じるのは、今まで夏がダントツだったカレーが、通年商品になってきたこと。
夏でもカレーうどん、やってますし。
また、カレーの懐の深さとは、地域ならインド、スリランカ、ネパール、パキスタン、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、そして欧風、和風、さらに中華。
マニアックなファンは、さらに地域をもっともっとディープに掘り下げていきます。
国内では北海道のスープカレーや甘辛の大阪カレーに、大阪スパイスカレーなどなど。
そして、テレビなどが取り上げるのは、老若男女、貧富、職業、関係なく楽しめるのがカレーではないか?
天皇陛下もカレーを食べ、保育園でもカレーを食べる。炊き出しもカレーということがよくあります。
同じく人気のラーメンは、斬新さが求められ、「並ぶ」ということが重要視され、且つ、比較的個人で食べるもの=これは一気に食べるもので、会話を楽しみながら食べる画像に適してないのかなあ。
ただし、ラーメン同様、これからのカレー界は、マニアックにやるなら、トコトン追及しなければならないし、お客さまの選択眼も、どんどん厳しくなっていきそうです。
”手軽さ”から、より美味しいいもので、そして美味しく食べられることの演出まで考えてのカレー作りが求められていくのでしょうか。
そんなことを、この屋台大学で考えていました。