今まで「町食堂の」という表現で、ホテルや高級レストラン風でない、”普通の”カレーを作ってきました。

　昨日も、「そろそろチキンカレーを作りたいな」と思い、今までと違うレシピで作りました。
　が、やはりユージュアルなカレーになってしまいます。
　今まで、いろんなカレーを作ってきましたが、やはり、自分の口に合うのは王朝、高級カレーでなく、町食堂的カレーなんですね。

　というか、神に与えられたのが、こういったカレーを作る能力だったのかな、と思いました。
　もちろん、良い悪いではなく、どちらも必要です（両方できればなお結構）。
　考えてみれば、寿司もうなぎも、江戸の町人文化。
　今や料理文化の中心は庶民料理なんでしょうか。

　大阪辻調理師学校の故辻静雄氏の言葉でないですけど、「作る料理は別として、伝統的料理の作り方は身につけておいた方が」。
　インドの学校やホテルシェフにも教わってきましたが、それも今の自分になっているのでしょう。

　ということで、このチキンカレー、「日常カレー」のちょい良し商品として近々販売いたします、よろしく！