今週末のアトリエデリーのメニューは、「昭和の印度ポークカリー」とサラダという、シンプルな組み合わせ。

　室町にあった”蔦の絡まるカレー“さんの伝説的シャバシャバポークの、自分なりの再現版です。
　このカレー、デリーに来た40何年か前から研究していました。
　初めて食べたのは、50年くらい前ですが。
　初代社長から、「あれだけ行列ができる店を時間があったら、見て勉強しろ」と言われました。

　失礼ですが、店内もサービスも、決して一流とは思えませんが、常に行列。
　客層も、ビジネスマン、ビジネスウーマンが中心ですが、若手から役員クラスまで幅広く。
　値段も、デリーより数段高く、デリーが550円の頃は700円。
　最後はデリーが800円で、こちらが1200円でした。

　色々と試行錯誤しましたが、味の記憶は遠のいていくので、10年程前に作ったレシピを最後にしました。

　今となっては、再現かどうか分かりませんが、知ってらっしゃる方には、何か感じていただけるのではないでしょうか。

　脱昭和もいいですが、昭和30、40年代の斬新な“印度カリー”を日本の米と共に、ぜひ召し上がってください。