- アトリエデリー
- 2022.01.05
サラーム ボンベイ
今週末の1月8日(土)、9日(日)、10日(月祝)の3日間、アトリエデリーでは、ボンベイティフィンを。
サラーム ボンベイは、ミラ・ナイール監督の1988年の映画で、スラムで生きる、チャイ運びの男の子の目を通してみた社会構造を、ボンベイを舞台に描かれたものです。
その後呼称がムンバイとなりました。
人口2400万と言われる巨大都市、昼間人口では無戸籍などを含めると、1億人を超えるとも言われ、この映画の中でも「ボンベイで仕事がないな者はインド中で仕事がない」とされ、周辺の町や村から、大量に流入しているのかもしれません。
商業、娯楽の中心地で、清濁、貧富、相まみれたカオス都市、料理も種々雑多、ストリートフードも超高級料理も存在。
また、多民族、多宗教で、中でも13世紀にイランから来たゾロアスター教徒パルシたちは裕福な人も多く、故郷のペルシャからインド、イギリス、ポルトガルなどのフュージョンされた料理が興味深いです。
そんなパルシの経営するカフェもボンベイには多く、そんなイメージの料理を作ります。
パルシの有名で結婚式や親戚が集まった時に出される「ダンサク」。
トゥアダル、ムングダル、マスールダルをミックスし、今回はラムを加えたマトンダンサク。
スパイシーチキンハンバーグのチキンカトゥレットとともに香り高いサフランライスで。
ボンベイのスラムの子供たちに負けないように、今年も元気に生きていこうと思います。