こちらは麴町アジャンタのチキンカレー。
　初めて食べたのが、昭和４０年、まだ九段にあった頃でした。

　これがインドカレーの初体験でした。
　でも、私の頭の中にの刻まれているのは、もっともっとワイルドで、初めての強いスパイスの香りと、濃い目の黄緑の濁った汁に油が浮き、骨付きチキンがゴロっとはいり、赤唐辛子が浮いている、正に異国の食べ物でした。

　この画像は、最近のもので、だいぶイメージが違いますが、人間の記憶とは、この程度なのか、あるいはその時、盛り付けした料理人が、インド的にしたのか、それともレシピの変更があったのかは定かではありません。

　でも個人的には好きなカレーです。
　アジャンタというと、マトンカレーが出てきますが、チキンも食べたくなる逸品です。