- 社長雑談
- 2021.07.23
カレーはどこへ 続き
中華の歩みからカレーを推測の、その2です。
世界中で人気の中華ですが、その柔軟さ、寛容さ、侵食?はすごい。
日本から見てみると、
・日本の定食文化である、おかず、ごはん、汁物、お新香のセットに合わせる。
・本国の料理店では、出すことのほとんどない「チャーハン」を、日本人が好きというと、高級中国料理店でも〆に提供。
・本国にない料理も創作して提供。「冷やし中華」、「八宝菜」、エビチリやゴマ味の汁坦々麺など。
そして、雑誌やテレビの料理番組をうまく活用。
王馬熙純、陳建民などを前面に押し出して、月一回だった中華メニューを週一、週二と増やして普及。
何よりも、その懐の深さから、どんな変化も許容します。
ラーメンも焼き餃子もカレーまでも、町中華から高級中国料理でも、このスタンスです。
このレポートは、味の素が依頼したと記憶していますが、その「Cook do」シリーズは、中国名が一般名になっていることが目安とか。
例えば、昔は「豚肉とキャベツの味噌炒め」→「回鍋肉」や麻婆豆腐などなど。
中々興味深いレポートで、この視点からカレー界を見てみると、多々共通点もあり、店造り、メニューや商品開発に役立つのではないでしょうか。