- 社長雑談
- 2021.05.18
ドサ、インディアン・イタリアン
you tubeで、ハイデラバードのストリートフード、「ドサピザ」なるものを見ました。
見ていると、どうも作っている本人はピザの意識はなく、たぶん親方からのレシピ通りのような感じ。
白人レポーターが「ピザ、ピザ」と叫んでいました。
鉄板にドサドウを広げ、焼けてきたらたぶんジンジャートマトソース、タマネギ、青唐、パクチーのみじん切り、セモリナのウプマ、バター、モッツァレラチーズを大量に乗せて、巻いてカット。
ドサをクラストと見立てれば、トマト、チーズでピザか。
もう30年以上前から、ムンバイではイタリアンレストランやホテルメニューにありました。
ピザ、パスタが主流でしたが、やはり人気が大きいのは、ベジタリアンでも食べられる料理が多いからかな。
チーズの普及はインドでもここ20年位でしょうか、植物性レンネット(乳凝固酵素)が出始めてから。
レンネットは、欧州では子牛の胃などから取り出しましたが、子牛を殺すことなどインドではできませんから、チーズと言っても、パニールが主流でした。
さて、日本はというと、東京では1950年代創業の「ニコラスピザハウス」が最初と言われていますが、その後、銀座や六本木にシシリアなどのピザを出す店が増えていきました(不思議な縁でしょうか、ニコラス六本木店は、インド料理モティに売却されました)。
我々が若い頃、60~70年代は若者もカジュアルに訪れる店が増え、皆競って、大量のタバスコを掛けて食べていました。
そして有楽町の喫茶店 紅鹿が発祥と言われているのがピザトースト。こちらは、シャバシャバカレーでお世話になっていますが。
これは、ピザを身近なものする大きな効果があったような気がします。
家庭用ピザソースもできましたし。
インドと日本、ピザに関しては、何か共通点があるように感じます。
食文化への浸潤は、中華が代表的ですが、イタリアンもこういったルートから来ました。
次は何かな?