- 社長雑談
- たまに食べるならこんなカレー
- 2021.04.14
Mutton Lala マトン・ララ
次回の「たまに食べるならこんなカレー」の1つ、「マトン・ララ」です。
このマトン・ララ、2種類あって、1つはヒマッチャル・マトン・ララ。
ララとはヒンズー語で「赤」のこと、従って、トマトを使った赤いマトンカレーです。
チキン・ララもあります。
スワミシェフから、ホールスパイスをいっぱい使った、この作り方は、教わりました。
実は他に、アワディスタイルの、ひき肉と肉の両方入ったタイプがあることを知りました。
ネーミングの逸話が面白いので紹介します。
ムガール時代、今のラックナウ(アワディ)のナワブ(藩王? 州知事?)のパーティーがあり、厨房では数多くの種類の料理を、次から次と提供していました。
その時、ひとりのコックが「マトンカレー」、もうひとりが「マトンキーマ」を作っていました。
シェフが、二人が同じものを作っていると勘違いし、混ぜてしまったそうな。
そしてそれに気付き、「アラ、ラ、ラ、ラ」と言ったので、「マトン・ララ(Mutton Rara)」となったというお話。
でも、美味しくて評判になったそうです。
こちらは、レストランやおもてなし料理としての位置づけです。
今回は、後者のアワディスタイルのカレーをご用意しました。
オリジナルに忠実に、マトン(ラム)カレーとラムキーマを別々に作り、合わせました。
ちょっと贅沢な味をお楽しみください。